2019-01-01から1年間の記事一覧

太陽をなくす

金曜の授業のあと、クラスメートと先生と一緒にスーパーマーケットでワインとプレツェルを買ってきてウィーン10区の新興住宅地の公園にあるベンチで飲んだ。先生は泊まっているホテル(大学のキャンパス移動の件で、毎週ブダペストから通っている)備え付け…

ウィーンより

ウィーンに来て3日目。 今日は朝から曇っていて、ちょっと前まではブダペストでTシャツとジーパンだったのに、こちらに来てから少し肌寒いのでオレンジ色のトレーナーを来て外に出る。 昨日の夜遅くまで授業で出された課題の文献を読んでいたけれど、結局読…

気分は初夏の風のように

家のリビングルームから見える小さな庭は、新緑が強くなりつつある太陽光を透過することによって生まれる、柔らかな影に満ちている。 影たちは穏やかな風に靡き、つがいのアゲハチョウが何処かから舞ってきては、何処かに去っていく。 お気に入りの黄色い自…

夜にカーテンを開けて

静かな夜。 一人で部屋にいても、隣に誰かが寝ていても、 ふと自分がこの世界に、たった一人なんだと思うことがある。 そんなときは、けだるそうにスマホの画面を付けて、 その眩しさに一瞬だけ目を細めて、明るさを調整してからSNSを見てもいい。 そこには…

勉強をしていた日々

大学入学当初に行った近くの海 海外の大学院入試のための英語の試験を何度か受けてみたが、若干足りなかったりして今でもまだ対策を続けている。 二月後半は引っ越しとか、いろいろ用事があって、なかなか英語の勉強に専念することが出来なかったため、今追…

そのとき、絶対的になること

ある日のブランチ。マッシュルームのオムレツとアボカド。 二度寝をしてしまった。寝過ぎで頭が少し痛い。 ブランチでトーストとドリップコーヒーを飲んで、英語の勉強に取り掛かろうとしたけどやる気が出ない。頭が痛い。それに全身が重く感じる。 外の空気…

「あなたは何をやりたいんですか?」と「普通の人」

僕たちは常に呼びかけられる。 「あなたは何をやりたいんですか?」 例えば、日常的な会話の中でもそうだし(特に大学の同期以外の人、家族とか)、自己啓発本(読んだこともないけど)、大学院入試や様々な面接において問われる。 なんなら、物心ついたとき…

一月

一月を振り返ると、卒論の追い込みと、大学院のための研究計画にかかりっきりだった。 まあ、適当には飲んでいたり、休憩をはさみはしたのだけど。 普段から文章を書くこと自体は嫌いではなく、自分の感情が文章に乗ればとても良い気分がする。誰かからの反…